「1冊の本が人生を変える」みたいな話、聞いたことがありますが、それは本当です!
私(寛子)が中学生の時に本屋さんで偶然に手に取った本です。表紙を見て「めっちゃカッコイイ車イス! ヨーロッパ?寝袋? なんかこの人もカッコイイ~」と思ったのを今でも覚えています。
バリアフリーとか関係なく、ごく自然にに車イスの人がいたら人が手伝ってくれる、スーパーに寝たままくらいの車イスの人が普通にいるなんて、日本となんだか違うなぁ・・・というのが当時の自分の感想でした。
それで、こんな世界を教えてくれる著者にどうしても直接感想を伝えてみたいと思ったんです。出版社に電話すると、途中まで住所を教えてもらうことができました。それから学校の帰りに駅に置いてある電話帳で調べて著者の電話番号を見つけ出して電話しましたら、著者の廉田氏につながったんです!! 廉田氏から「よく電話くれたね、電話するのも勇気いったでしょう。ありがとう。」と言われました。なんとまぁ、うれしかったことか!! 今でも鮮明に覚えています。
まだ後日談がありまして、2年後くらいだったか参加したボランティア講習会で、講師で来られた廉田氏に直接会うことができ、「あの時の電話は私です」と伝えることもできたんです。
今考えると、いろんな意味でビックリです…。
この本との出会いが、私が福祉の世界にいる原点です。